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【ポケモンGO】マクドが「ポケモンGO」に多額のスポンサー料を支払ったワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7005bbc8d90edf150be86016f2132e50795c338c
ポケモンGO収益化の仕組み
ARの特徴は、ユーザーを没頭させる交流型のメディアであるという点です。ナイアンテック社はこれに目をつけて、世界中で有名なポケモンをARコンテンツ化し、特定の場所にいるユーザーに、AR化されたさまざまなキャラクターを提供するゲームを開発しました。
ユーザーは、ポケモン欲しさにナイアンテックが指定するロケーションへ誘導され、そこで夢中になってポケモンをゲットするというわけです。テレビなどでも、多くのゲームユーザーが特定の場所に集まって混雑している光景が紹介されているところを見られたことと思います。
おわかりでしょうか? このゲームは、ARの特徴である、人を特定の場所に誘導することに非常に優れたゲームなのです。多くのスポンサー企業はここに魅力を感じて、ナイアンテック社とスポンサー契約をしています。たとえば、自社の店舗などへ多くの人を誘導することで、売り上げが上がるという魅力があります。
ポケモンGOのスポンサー「マクドナルド」
たとえばマクドナルドです。マクドナルドは、2016年にナイアンテックとスポンサー契約を締結しました。ポケモンGOの国内における1日のアクティブユーザーは常に220万人以上とされ、多いときには250万人にものぼるとされています。
もしもこのうち10%のユーザーがマクドナルドの店舗へ誘導されると、22万人になります。マクドナルドの平均の客単価は570円とされていますが、仮に一番安い150円の飲み物をユーザーが買ったとしても、1日の売り上げは3,300万円になり、年間では約1,200億円の売り上げになるという計算になります。